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zoom RSS そしてまた春はくる。

<<   作成日時 : 2012/03/11 09:36   >>

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あの震災から、今日でちょうど一年。ほんとうに早いものだ。

いまもこうして無事に生きていて、「あぁ、あったかくなってきたなぁ。もうすぐ春だなぁ。」なんて、おだやかな気持ちで季節の移ろいを感じていられるとは、なんと幸せなことなのだろう。
まったく、奇跡みたいなものだ。

毎日、いろんなことがある。
いいこと、わるいこと、たのしいこと、イヤなこと。

だけど、生きているということだけで、どれだけ幸せなことか。

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Stuttgartの街も、一気ににぎやかになってきた。
穏やかな天気の下、蚤の市をのぞいてみる。

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僕の大好きな「看板」が並んでいる。
昔のホーロー看板は、ほんとにいい味を醸し出している。

以前から欲しかった、通りの名前を示す看板が売られていたので、おじちゃんに値段を聞いてみる。
きょうは気分がいいので、がんばってドイツ語でトライ。

「アノカンバンイクラ?」
「15オイロダ」

アジア人のカタコトドイツ語を聞いて気をよくしたおじちゃん、ドイツ語のままいろんな質問を返してくる。
こちらも負けじとがんばって、苦しいドイツ語のまま応戦を試みる。

「ドコカラキタナニジンダイ?」
「オラニホンジンダ。デモイマハコノマチニスンデルダ」
「オー、ヤーパンカラキタノカ!ヤーパンのドコカラキタノダ?」

おぉ、きたきたこの質問!
ビックリするだろうと期待して答えようとしたその瞬間、となりに立っていた別の知らない客が、

「フクシマ」

とポツリ。

いまや、ドイツでは、日本といえば、フクシマなのだ。
「フクシマ」という名を知らないドイツ人は、もはやいないだろう。

この客、冗談もしくは皮肉のつもりで何気なく言ったのだろう。
正直、ちょっとムカっときたのでそやつは無視しつつ、

「ンダ。オラハホントニフクシマカラキタダ。フクシマタイヘンナンダゾ。」

と、お店のおじちゃんに向かって答えると、おじちゃん、たいそうびっくりしながら、

「ホントニタイヘンダナ。ソウカソウカ。ホントハコレ15オイロナノダガ、ソウイウコトナラトクベツに10オイロにシテアゲルゾ」

と、おまけしてくれた。

なんだか非常に複雑な気持ちになりつつも、お目当ての看板がお安く手に入って大満足。

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"Eck - Strasse"。日本語にすると、「角っこ通り」といった感じかな。かわいい。

どこの街にある通りなんだろう。一枚の看板から、いろんな想像がかきたてられる。
ドイツのどこかの街の「角っこ通り」に長い間掲げられていたはずのこの看板は、いずれ僕といっしょに日本へ渡り、「フクシマ」にある我が家に飾られる。

考えてみれば不思議だけど、なんだかロマンチックだ。

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蚤の市のそばでは、花屋さんが並んだ市場も。

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花のことはよくわからないけれど、色とりどりの花をながめていると、やっぱりいい気分だ。

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一年たっても、まだまだ、震災の爪あとは、いたるところに残っている。
物理的にも、人々の心の中にも。

いくら悔やんだところで、起きてしまった事実は取り戻せない。
不必要にヒステリックにならず、冷静に、自分の頭で考えて、自分の頭で判断して、これからも前向きに、自分の思うように生きよう。

僕は、フクシマの我が家に、戻りたい。

大好きな我が家へ、戻りたい。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
フクシマって聞いていじめられなくて良かったです。
オミヤゲ待ってますよ〜。
160
2012/03/13 22:21
そんなヤツがいたら、こっちからギャフンと言わせてやるぜ!
K
2012/03/14 07:11

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